トップ

お知らせフォトライブラリー
講演記録このサイトについて

人と自然を考える会
所在地
滋賀県東近江市八日市金屋2丁目6番25号
東近江市立八日市図書館内

TEL:0748-24-1515
FAX:0748-24-1323
 
Home >> 講演記録 >> 宮本憲一 嘉田由紀子 藤井絢子


地域資源を生かした「まちづくり」事例学習(その3)

「東近江を循環・共生の大地に」

 地域が自立して生きる仕組みづくり

(2006年12月23日(土) 愛東福祉センターじゅぴあ)
講師:
宮本憲一 嘉田由紀子 藤井絢子

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28 29 30

宮本顔写真 ○宮本憲一 氏(みやもとけんいち:前滋賀大学長)

1930年、台北市生まれ。名古屋大学経済学部卒業、金沢大学助教授、大阪市立大学教授、立命館大学教授を経て、滋賀大学学長。日本地方財政学会理事長、自治体問題研究所理事長、日本環境会議代表理事等を歴任。堺市「西野の森」を守る運動、「コミュニティ・グリーン条例」づくり、宮本塾等を実践。

主な著書:『社会資本論』(有斐閣)、『都市経済論』(筑摩書房)、『現代資本主義と国家』『環境経済学』『日本社会の可能性』(以上、岩波書店)等多数。


○野間直彦 氏(のまなおひこ:滋賀県立大学環境科学部講師)

京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。理学博士。新技術事業団(現・科学技術振興事業団)科学技術特別研究員などを経て1998年から現職 。専攻は植物生態学で、現在獣害を防ぐための里山管理手法などを研究。


○池田喜久子 さん(いけだきくこ:池田牧場取締役)

1949年、東近江市市原野町生まれ。県立八幡商業高校卒業後、県内の銀行に就職。同級生の御主人・義昭さんと結婚後は酪農家の専業主婦となる。97年・自家生産の牛乳を使ったジェラートショップを自営牧場で開店。翌年には(有)池田牧場を設立して事業を法人化。03年12月には店舗移転した山間地に農家レストランを開店。商品は、店舗販売と京阪神の有名百貨店、東京〜岡山までのレストラン、道の駅などに販路を広げている。現在、スタッフ21人を抱える。滋賀県指導農業士。

池田牧場(電話0748-27-1600 http://www.t-craft.com/ikeda/


○野村正次 氏(のむらしょうじ:あいとうエコプラザ菜の花館館長)

NPO法人愛のまちエコ倶楽部事務局長。東近江市(旧愛東町)から始まった菜の花エコプロジェクトをリードしてきた。このプロジェクトは、菜の花畑をもう一度よみがえらせることで、環境とエネルギー問題と農業の抱える問題を地域から解決しようとする地域発の運動で、資源循環の地域モデルとして全国150の地域に広がっている。


嘉田顔写真 ○嘉田由紀子 さん(かたゆきこ:滋賀県知事)

1950年生まれ。京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了、米国ウィスコンシン大学修士課程修了。農学博士(京都大学)。滋賀県立琵琶湖博物館の企画から開館に立ち会い、総括学芸員などを経て京都精華大学人文学部教授。琵琶湖における地域住民と環境のかかわりを中心とした研究を行う。子どもと川とまちのフォーラム代表。

主な著書:『生活世界の環境学』『水辺ぐらしの環境学──琵琶湖と世界の湖から』『琵琶湖・水物語』(共著)、『環境社会学』『水辺遊びの生態学』など多数。


藤井顔写真 ○藤井 絢子 さん(ふじいじゅんこ:滋賀県環境生協理事長)

菜の花プロジェクトネットワーク会長。滋賀県環境生活協同組合理事長、リサイクルせっけん協会会長。環境省中央環境審議会委員、バイオマス・ニッポン総合戦略推進アドバイザリーグループ委員。琵琶湖から日本全国へ、菜の花 プロジェクトを広めるトップランナーとして活躍中。

主な著書:『菜の花エコ革命』(創森社)


司会:多くの市民の方は、旧市町から新たな枠組みへと意識が広がっていく中で、それぞれの地域で育んでこられた人と人のつながり、あるいはそれぞれの地域の特色を大切にされて自分の住んでいる地域を見つめ直すという新たな模索を始められているところだと思います。

 それは具体的に申しますと各自治区での活動でありましたり、あるいは町づくり協議会であったり、さらに今まで培われてこられました地域市民循環の取り組み、また環境保全活動、さらには図書館活動を通した地域づくりなどで勧められているところでございます。

 本年度こうした状況の中で、東近江図書館内にあります「人と自然を考える会」が中心となって市民参加型のコミュニティづくり、さらに地域にあるものを活かしながら新しい暮らしをつくっていこうと。また、地域が自立して生きる仕組みづくりをめざしまして、地域をとらえなおす学習を進めてまいりました。

 本事業は、文部科学省にございます社会教育活性化21世紀プラン事業の委託を受けて、9月より始めたものでございます。地域自給、あるいは地産地消、地域循環、コミュニティの再構築、そして地元学、循環共生、こういった言葉をキーワードにしまして、全部で8回の講座を組んでまいりました。

 特に地元学というのを全4回、地域資源を活かしたまちづくりにつきましては4回、地域活性化への方向性を模索しているところでございます。

 具体的に申しますと、第一講は、蒲生の大塚町を対象にして県立大学の上田洋平さんにご指導いただきまして、心象絵図、平たく言えばふるさと絵図と呼んでいるんですが、昔の聞き取り調査を絵に表わしていこうという活動を通して、地域の持っていた豊かな生活文化の掘り起こしを記録して、それを表現していこうとしております。聞き取り調査では、お年寄りの方々の会話がはずみまして、いきいきとした昔の様子がよみがえってきています。

 第二講は、記録映画『椿山 焼畑に生きる』というフィルムを見まして、姫田忠義さんと小貫雅男さんから山の自然観、暮らし観について紹介をいただきまして、永源寺の山の暮らしと木の文化について深め合うきっかけをつくっていただきました。

 第三講は、地元学の提唱者であります結城登美雄さんから、地元のあるもの探しが地産地消と地域の方々の顔の見える地域づくりにつながっているということについてご示唆いただきました。

 第四講目は、永源寺で岡本信也さんを代表とします野外活動研究会というのがございます。この方々と一緒に路上観察を行ないまして、地域地域にあるものの記録の手法と地域を見る目を養ってまいりました。

 第五講目につきましては、先進地に出向きまして、福井の小浜の食の町づくりについて視察をしてまいりました。

 そして、本日の第六講目でございます。お手元の第六、七、八講は順番が入れ替わっているんですが、今日は六回目を迎えました。本日のテーマは、「東近江を循環・共生の大地に」。こういうテーマでいろいろみなさん方と考えを深めてまいりたいと思います。

 今、地域づくりを進めていく上では、地域にあるものをしっかり見つめ直さなければいけない。無理なく暮らしていける工夫や地域が自立して生きていける仕組みづくりをしていかなくてはなりません。その可能性について、本日は第一線でご活躍されておられる方々からご示唆をいただきまして、東近江の明日の糧にさせていただきたいと思います。

 「循環・共生の大地にむけて」についてご講演いただきます宮本憲一先生、事例報告をしていただきます野間直彦さん、池田喜久子さん、野村正次さん。それから滋賀県の明日の姿を模索するということでお話をいただきます嘉田由紀子滋賀県知事、宮本憲一先生、藤井絢子先生。大変お忙しい中、私たちの願いをお聞きくださいまして、まことにありがとうございます。参加者一同この日を楽しみにしてまいりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 簡単ですが、「人と自然を考える会」を代表して本事業の趣旨説明をさせていただきました。ありがとうございました。

 それでは、第一部を始める前に注意事項をさせていただきます。いつものことでございますが、携帯電話は大変まわりに迷惑がかかりますので、電源をオフにするかマナーモードということで設定をよろしくお願いします。

 それから、今申し上げましたように大変豪華なメンバーでございますので、先ほども写真撮影という話がありましたんですが、プロの方はたくさんいらっしゃいますが、一般にはフラッシュ等に気をつけて写真撮影をしていただきますように一つよろしくお願いいたします。

 今日の予定でございますが、第一部で今ありましたように基調講演をさせていただきまして、第二部につきましてはそれにともなう事例紹介を3例させていただきまして、そこで一度休憩をとらせていただきまして、第三部の方で座談会を始めさせていただくというふうに考えております。

 それでは、第一部の基調講演を始めさせていただきたいと思います。講師ですが、滋賀大学の前前回の学長の宮本憲一様でございます。財政学から地域経済学、それから環境というものまで経済学に加味されました環境経済学ということをご専門にされているということでございます。本日は、地球環境の危機と日本の現状、それから都市と農村のあり方、地域づくりのあり方、滋賀県の立地の現状から環境の取り組みの事例と今後のあり方、それからそれにともなう今後の方向性、可能性等につきまして「循環・共生の大地にむけて」というテーマでご講演いただきたいと思います。先生は電車の遅れからお着きになるのが遅くなりまして、先ほど急に食事をとって休憩もせずに始めていただくというような状況でございますので、一つよろしくお願いいたします。すみません。

次のページへ→

▲ページトップ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28 29 30